いろどり

草木染を四季折々の身近な素材で楽しんでいます【11月の染料写真:ピラカンサ】

マリーゴールド染め(乾燥花びら)を花色違いで試すPart2

前回のマリーゴールド染めの花色は、黄色+黄色ミックス、赤色ミックスを染めましたが、今回はオレンジと4色を混ぜたもので試しました。被染物の量も前回より増やしました。

マリーゴールド染め(乾燥花びら)

マリーゴールド乾燥花びら(オレンジ) 20g

マリーゴールド乾燥花びら(4色ミックス) 20g

・被染物 刺し子糸 640g(40g×16かせ) 

f:id:iroiroirodori:20201122202314j:plain

写真:マリーゴールドのドライ花びら。左からオレンジ、4色ミックス

①湯通し

②濃染処理:240g(糸40g×8かせ)

ディスポンの規定通り

③染料液抽出(煮出し)

マリーゴールドのドライ花びら20g+水3L。加熱沸騰後15分煮出して1番液をとる。花びらは使いまわして工程を繰り返し2~4番液までとる(4番液のみ水1.5L)。

f:id:iroiroirodori:20201122202458j:plain

 写真:染料液煮出し中。左側:オレンジ、右側:4色ミックス

f:id:iroiroirodori:20201122202556j:plain

写真:オレンジの染料液。左から1番~4番液。

f:id:iroiroirodori:20201122202644j:plain

写真:4色ミックスの染料液。左から1番~4番液。

④染色1回目(浸し染め)

沸騰した染料液(1番液、2番液、3番液)で15分浸し染め。

f:id:iroiroirodori:20201122202733j:plain

 写真:1番液1回目染色中。

f:id:iroiroirodori:20201122202813j:plain

写真:1番液1回目染色後。オレンジ

f:id:iroiroirodori:20201122202841j:plain

写真:1番液1回目染色後。4色ミックス

f:id:iroiroirodori:20201122202934j:plain

写真:2番液1回目染色後。左:オレンジ、右:4色ミックス

f:id:iroiroirodori:20201122203016j:plain

写真:3番液1回目染色後。左:オレンジ、右:4色ミックス

 ⑤媒染(アルミ)

アルミ:湯水2.5L+焼ミョウバン0.8g(0.5%または1%)

15分媒染後、水洗い。

f:id:iroiroirodori:20201122203119j:plain

写真:1番液媒染後

f:id:iroiroirodori:20201122203415j:plain

写真:2番液媒染後

f:id:iroiroirodori:20201122203452j:plain

写真:3番液媒染後

 ⑥染色2回目(浸し染め)

再沸騰させた染料液(1番液、2番液)で15分浸し染め後、水洗い乾燥。再沸騰させた染料液(3+4番液)で浸し染め、そのまま放置冷却4.5時間後、水洗い乾燥。

f:id:iroiroirodori:20201122203633j:plain

写真:1番液2回目染色後

f:id:iroiroirodori:20201122203720j:plain

写真:2番液2回目染色後

f:id:iroiroirodori:20201122203803j:plain

写真:3番+4番液2回目染色後

■結果

f:id:iroiroirodori:20201122203853j:plain

写真:マリーゴールド染め(ドライ花びら)。左側:オレンジ、右側:4色ミックス。

●オレンジ(すべてアルミ媒染)

1番液濃染あり:#該当なし

1番液濃染なし:#264鬱金色(うこんいろ:鮮やかな黄色)

2番液濃染あり:#249萱草色(かんぞういろ:萱草またはつわぶきの花の色)

2番液濃染なし:#252黄色

3番4番液濃染あり:”259薄玉子(うすたまご:玉子色の薄い色で薄黄色)

3番4番液濃染なし:#該当なし

●4色ミックス(すべてアルミ媒染)

1番液濃染あり:#該当なし

1番液濃染なし:#244山吹色(やまぶきいろ:山吹の花のような黄色)

2番液濃染あり:#239芥子色(からしいろ:茶味の黄色)

2番液濃染なし:#241梔子色(くちなしいろ:いくらか赤味の黄色)

3番4番濃染あり:#該当なし

3番4番濃染なし:#該当なし

今回も、それぞれ違う色に染まりました。濃染処理をした花色オレンジは、前回の黄色+黄色ミックスより茶味が少ないように思います。濃染処理をした4色ミックスは、ほのかに赤色ミックスの色を感じる色合いに染まりました。花色別に染めたからこそわかることのように思います。#色名は濃く染まった色でも、参考書に似た色が載っていなく、色名をつけることができませんでした。このことからも、草木染は本当に様々な色を染めることができると再認識しました。私の持っている120色の色鉛筆の黄色系の色数よりも、マリーゴールドで染めた黄色の色数のほうが多いんじゃないかと思います。

水洗い時の色落ちですが、色素に対する被染物の量が少ないことによるものではないかという仮説のもと、今回は1番液で染める被染物の量を2かせから4かせに増やしました。仮説は正しかったようで、色落ちが減りました。

前回と今回の2回の染色から考えた次回の染めは、染料液は3番液までにする。ドライ花びら20gに対して被染物320gを染める。1番液で5かせ、2番液で2かせ、3番液で1かせ染めることにしようと思います。